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漢方医学と西洋医学(現代医学)の違い

漢方医学と西洋医学(現代医学)の違い

現代医学というのは十六世紀に西洋においてヒポクラテス以来の医学を、つまり自然哲学的な部分をすべて切りおしての捨てた時点から発展してきたものなんです。

この東洋医学(漢方医学)と西洋医学(現在医学)の違いをまとめたものが図です。 自然哲学を切り捨てた現代医学を科学とするならば、陰陽五行論という自然哲学をもとに構築された漢方医学(東洋医学)は「非自然科学」ということになります。 ただし、漢方医学(東洋医学)は、客観性があり、法則性があり、ある方法論に従えば予測される特定の結果に高い確率で到達し、それに再現性があるという自然科学の体系を備えているわけですから、「非科学」では決してないんです。あえて呼ぶなら「未科学」というのが正しいかもしれません。



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