検索

「裂肛」について

便秘などで便がかた過ぎたり、あるいは逆に下痢などで便がやわらか過ぎたりすると、肛門に過剰な圧力がかかるために肛門付近が切れたり裂けたりします。こうなると、排便時に激しい痛みが走り、排便後も鈍い痛みが続きます(図2-2)。



これを急性裂肛(単純性裂肛)といいます。この段階では皮膚の再生能力が残っているため、肛門周囲を清潔にし、軟膏の塗布を行えば、たいてい治ります。

しかし医者に行かずに放置すると、痛みのために排便を我慢して便秘になり、さらに症状を悪化させるという悪循環に陥り、急性裂肛を何度も何度も繰り返すことになります。こうなると、急性裂肛は亜急性になり、ついには傷が固定化してしまい、慢性裂肛になります。慢性裂肛は急性裂肛よりも治癒するまでに日数を要します。さらに放置すると、イボやポリープを形成します。さらに、排便のたびに肛門に痛みが生じるために内肛門括約筋がけいれんするようになり、やがて肛門(こうもん)狭窄(きょうさく)をともなう慢性(まんせい)潰瘍性裂肛(かいようせいれっこう)へと進行するのです。慢性潰瘍性裂肛は手術が必要です。また、裂肛を放置すると先の?痔核の中で述べた肛門のクッション部分に負荷をかけ、痔核を合併しやすくなるともいわれています。

閲覧数:2回0件のコメント

最新記事

すべて表示

1.身土不二 今、生きている土地でとれる旬のものを食べることにより、その土地と季節にあった健康な体が得られる 2.一物全体 世界は全体として調和し、不要なものはない。同様に食べ物も全体として調和し、不要なものはない。玄米や麦等の穀物穀物や未精製の砂糖、塩、野菜の皮、アク等も,できるだけ丸ごと命を大切にいただく。 3.陰陽の調和 「陽」は収縮していく求心的なエネルギーで,カラダを温める働き。「陰」は

医食同源とマクロビオティック 医食同源 医食同源(いしょくどうげん)とは、日頃からバランスの取れた美味しい食事をとることで病気を予防し、治療しようとする考え方です。誤解されている方が多いのですが、これは日本独自の考え方です。 1972年、NHKの料理番組において、臨床医・新居裕久先生がはじめて用いられました。これは健康長寿と食事について説明する際に、中国に古くからある薬食同源の思想を紹介すると

代表的な漢方医学的診断法である。「証」について説明します。 からだにあらわれた症状から、体内で起こっている状態を推理して、抽象化することを「証を立てる」といいます。「証」に関しては諸説があります。ですから、同じ患者さんを複数の医者が診察した場合、違う「証」が立つこともあります。また、中国医学よりも漢方医学の方が「証」を重視する傾向があります。  そして「証」には陰陽、虚実、主客などいくつかの分