中国医学と漢方医学の違いについて
中国医学は経験の集積であり、薬が効くメカニズムは、現在でも大部分は解明されていません。ただ、中国では明の時代の終わり頃から漢方薬が効くメカニズムを解明することが盛んになり、多数の理論が唱えられました。しかし、現在の科学でも解明出来ないメカニズムが数百年前に解明できるはずがありません。その結果、中国医学はつい最近まで、空理空論に振り回されることになります。 もし、あなたが東洋医学や中国医学はわかりにくいもの、怪しいものというふうに誤解されていたとしたら、それはきっと、これらの比較的新しい理論のせいではないでしょうか。 先にも述べましたが、その点において江戸時代の鎖国政策はたいへん重要な意味を持ちました。日本は中国医学の動向から離れ、独自の医学が形成されていったのです。
つまり
漢方は中国医学にありがちな空理空論を排し、西洋医学と共存共栄が可能なものとなりました。
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